障がいを持つ人はどのように出会いを求めるのか?
障がいがあるため、負い目がある。出会いがない。収入が少ないため、そもそも結婚できるのか。そんな思いを持つ当事者も少なくないと思います。
さて、「婚活」という言葉が流行りだして久しいですが、実は、障がい者も参加できる婚活パーティーもあるのです。
ところがショッキングなニュースが飛び込んできました。
2024年に のホームページに掲載されたパーティーへの、軽度の知的障害者(男性)の参加を巡り、男性が障害があることを申告した直後に、「規約上、心身ともに健康な方が対象となります。キャンセルさせていただきます」と参加を拒否されていた事実が発覚しました。
この様な事実は氷山の一角なのかもしれません。
「障害がある自分でも結婚できるのだろうか」「婚活の場で障害をどう伝えればいいのか」といった不安や悩みを抱え、一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、障害を持つ方々が抱える婚活の悩みや現実、そしてその解決策として、障がい者の方に特化した出会いにはどんなことがあるのか?を徹底的に解説します。
障がいがあることを隠すことなく、ありのままの自分で最高のパートナーを見つけるためのヒントがここにあります。
障がい者が知っておくべき婚活・結婚の厳しさ
まず、障がいを抱えている方の婚活や結婚には かなり厳しい事実があることも事実です。
残念ながら、障害のない人と比較すると、障がいのある人の婚姻率はかなり低い傾向にあります。
下記の表は、内閣府が発表した「平成30年版 障害者白書」からの障がいを抱えている方の婚姻率一覧になります。
身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者のいずれにおいても、配偶者のいる割合は全体平均よりもかなり低い数値となっています。
このデータは、障害を持つ方の結婚が一筋縄ではいかない現実を示唆しています。
しかし、これはあくまで統計上の話です。
また障がいの種類や程度、そして個人の努力や環境によって状況は大きく変わります。
障がいを抱えている方の結婚を妨げているのはどういった理由でしょうか?
経済的に不安定な場合が多い
結婚生活を営む上で、経済的な安定は無視できない要素ですが、障がいを持つ方は、就労の機会が限られたり、継続的な通院や治療費が必要になったりと、経済的に不安定な状況に置かれやすい傾向があります。
厚生労働省の「平成30年度障害者雇用実態調査結果」によると、障がい者の平均賃金は、身体障がい者が215,000円、知的障がい者が117,000円、精神障がい者が125,000円、発達障がい者が127,000円となっており、一般労働者の平均賃金の330,400円と比較すると低い水準です。
このような経済的な課題は、結婚相手を探す上での大きなハードルです。
パートナーの理解が必要なケースも
障がいの特性によっては、日常生活を送る上でパートナーのサポートが必要になる場面があるかもしれません。
身体的な介助のみならず、精神的な支えや通院の付き添いなど、パートナーにかかる負担は多岐にわたります。
婚活の段階でこうした事実を正直に伝えることは、勇気がいるかもしれません。
しかし、長期的な関係を築くためには、こうした現実から目を背けることはできません。
「自分の障がいが相手の負担になってしまうのではないか」という不安は、多くの当事者が抱える悩みです。だからこそ、その負担も含めて理解し、共に乗り越えていこうという意思のあるパートナーを見つけることが、結果として幸せな結婚生活の鍵となります。
そもそも異性と出会えない
健常者に比べると、どうしても日常における活動範囲が狭まります。特に社会人は自宅と職場の往復になることが多いため、必然的に出会いの場が限られてしまいます。
健常者にも同じことが言えますが、異性と出会える場が少ないとなかなか結婚相手は見つかりません。また、仕事をこなすだけで大きな負担がかかる場合は、活動範囲を広げることも難しいでしょう。
障がいを持つ方が婚活を成功させる3つの秘訣
障がいを抱えている方が理想のお相手を見つけるにはどうしたら良いでしょうか?
障がいがあることを無理に隠さない
「障がいを抱えていることを、いつ、どのように伝えればいいのか」というのは、婚活をするに当たって非常に大きな悩みです。
障がいがあることをを隠して交際を始めても、いつかは打ち明けなければならず、「断られたらどうしよう」という不安が常につきまといます。
実際、聴覚障がいを抱えている女性が初めてホテルのラウンジで男性と会った際、男性側がその事実を知らかったのか、激高し女性に大変な暴行を加えているシーンを目撃したことがあります。
暴行を受けることは被害者の心に大きな傷を残すことになります。
こうしたことを防ぐためにもできるだけ障がいを抱えていることは隠さずにお伝えすることが大事と言えます。
障害のことを理解される環境で婚活をする
当たり前のことですが、障がいを抱えていることを理解される環境で活動することが何よりも大切です。
絶対というわけではありませんが、以下のポイントは活動に始める前に確認すべきでしょう。
会場はバリアフリーか?
パーティーなどで異性と会う際に会場がバリアフリーであるかどうかは確認しましょう。
特に車いすの方で会場は階段しかなく、エレベーターもない会場でパーティーに参加してくださいと言われてもそもそも現実的ではありません。パーティーなどでイベントに参加する際や異性と会う際にはバリアフリー完備かどうかを確認しましょう。
その際、公式サイトやパンフレットに「障害者向けのサポート」や「障害をお持ちの方へ」といった記載が明確にあるかを確認しましょう。
「どなたでもご入会いただけます」という漠然とした表現だけでなく、具体的にどのようなサポートを提供しているのかが書かれているサービスは、障がい者への理解と受け入れ体制が整っている可能性が高いです。
例えば、「精神保健福祉士や社会福祉士の資格を持つカウンセラーが在籍」「手話通訳に対応可能」「バリアフリー対応の店舗」などの記載があれば、より安心して相談できるでしょう。
カウンセラーに障がい者婚活支援経験があるか
結婚相談所などを検討する際、カウンセラー自身に障がい者の婚活をサポートした経験が豊富にあるかどうかも重要なポイントです。
豊富な経験を持つカウンセラーは、過去の事例から成功パターンや注意点を熟知しています。
あなたが抱える特有の悩みや不安に対しても、的確なアドバイスをくれるでしょう。
無料相談などの機会を利用して、担当してくれる可能性のあるカウンセラーと直接話し、「これまでどのような障がいのある方の成婚をサポートしてきましたか?」と質問してみることをお勧めします。
またカウンセラー自身から名刺をもらった際に精神保健福祉士や社会福祉士の資格が書かれていれば大きなアドバンテージと言えるでしょう。
障がいを持つ方向けの婚活サービスも多様化しています!
健常者の婚活サービスと言えば、結婚相談所、婚活パーティー、婚活アプリを思い浮かべる方も多いでしょう。
実は障がいを抱えている方向けでも同じです。一つづつ紹介していきましょう。
障がい者の方が参加することに理解のある婚活パーティー
婚活パーティーで結婚相談所の最大手のトータルマリアージュサポートが開催する「【障がいをお持ちの方&理解者編】個室婚活パーティー・街コン~真剣な出会い~」
というパーティーが障がいを抱えている方や理解のある方に向けのイベントとしては有名です。現在は月に数回、定期的に東京、大阪、名古屋を中心に月によっては福岡、広島、熊本などでも開催しています。
このパーティーは障がいの内容如何に関わらず、どの様な障がいを抱えている方でもご参加いただけます。
またさらにお相手の方が障がいを抱えていることについて理解のある方でも参加可能となっており、自身が抱えている障害を理解してくれる方が今まで周りにおらず、辛い思いをされているかたにも大変、エールになるイベントと言えるでしょう。以下より全国のパーティーをご覧いただけます。
障がい者専門の結婚相談所
障がいを持つ方が婚活を進める上で、障がい者対応のある一般の結婚相談所でももちろん問題ないですが、より安心して活動できるのは「障がい者専門の結婚相談所」です。
その理由を詳しく見ていきましょう。
障害者専門結婚相談所の最大の強みは、カウンセラーが障害に関する深い知識と豊富なサポート経験を持っていることです。
例えば、精神障害や発達障害の特性を理解しているカウンセラーなら、コミュニケーションの取り方やデートプランの立て方など、具体的なアドバイスをしてくれます。
「当日にならないと体調が分からず、相手との約束が出来ない」「お相手の方とうまくコミュニケーションが取れない」といった個別の事情にも配慮したサポートが期待できます。
一般的な相談所では「論外、わがまま」と捉えられかねないような悩みも、専門の相談所では「特性」として理解し、受け止めてくれることが期待されます。
この安心感は、婚活という精神的な負担が大きい活動において、非常に大きな支えとなります。
障がいについて隠す必要がない
「障がいのことを、いつ、どのように伝えればいいのか」というのは、婚活における非常に大きな悩みです。
障がいを隠して交際を始めても、いつかは打ち明けなければならず、「断られたらどうしよう」という不安が常につきまといます。
その点、障がい者専門の結婚相談所では、最初から障がいの情報をオープンにして活動することが前提です。
入会している会員も、相手に何らかの障がいがあることを理解している方ばかり。
お見合いの席で、余計な不安や駆け引きなく、自分自身の内面や価値観について話すことに集中できます。いきなりお相手の方の態度が豹変するのでは?といったリスクも心配ないと言えます。
これは、ミスマッチを防ぎ、真に理解し合えるパートナーと出会うための最も確実な方法だと言えるでしょう。
障がい者専門の婚活アプリ
障がいを抱えている方にも健常者と同じく 婚活アプリがあります。
その名は「IRODORI」と言います。アプリの特徴をいくつかご紹介します。
障がいに理解のある人と出会える
登録者は障害のある方か障がいに理解のある方のみ。以下では実際の利用者の実際の声をご紹介します。
障害の特性も悩みも共感できる恋人(東京都30代男性)
同じ障害と共通点がきっかけで恋人に(東京都30代男性)
同じ精神疾患で波長も合う彼女(兵庫県30代男性)
車椅子に理解のある恋人に出会えました(東京都30代男性)
同じ精神障害をもつ恋人に出会えました(埼玉県50代女性)
(出典:IRODORI HPより)
一般的に結婚相談所では受け入れにくい精神疾患をお持ちの方の登録も多く、順調な活動をされていることが伺えますね。
運営会社は「心のバリアフリー」サポート企業
アプリ運営の株式会社Comet は障害特性に配慮したアクセシビリティ向上の取り組みが評価され、東京都が推進する「心のバリアフリー」サポート企業に登録されました。
マッチングアプリの運営会社としては初めての登録となります。
料金プランも良心的な金額設定
気になるアプリの料金設定ですが男性はマッチングが成立したお相手とのメッセージのやり取り、LIVEへの参加から有料となります。
女性は、有料サービスをご選択いただくことで広告表示をなくすことができます。
男性は1か月1900円からで、年間の契約ですと月867円まで金額を抑えることが出来ます。
女性は月額480円で、年間の契約ですと月233円に抑えることが出来ます。
これは健常者用のマッチングアプリと比較しても格安の料金設定と言えます。障がいを抱えている方は毎月の病院に通院したりする必要があり、思いのほか出費がかさむものです。
その意味でもこのアプリの料金設定はうれしいですね。
以下よりアプリの詳細をご覧いただけます。
まとめ
障がいがあるからといって、結婚を諦める必要は全くありません。
しかし、その道のりには特有の課題があることも事実です。婚活は正解がない世界です。
そういった意味でも自身にあう方法を早く見つけることが何よりも大きな力になります。
まずは勇気を出して、一歩を踏み出してみませんか?



